IDL（Interface Definition Language）―CORBAの理解に不可欠な言語

CORBAの理解に不可欠な言語、IDL（Interface Definition Language）についてまとめています。

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Interface Definition Languageとは

IDL、Interface Definition Languageについてのイントロダクションです。

IDLとは
CORBAのインタフェースを定義する言語、IDLとは何かについてまとめています。

IDLの型と定義

IDLの型と定義について見ていきます。

IDLの基本データ型

以下は、IDLの基本データ型の一覧です。

IDLの基本データ型の一覧
IDLの型	定義
short	-2の15乗～（2の15乗－1）
unsigned short	0～（2の16乗－1）
long	-2の31乗～（2の31乗－1）
unsigned long	0～（2の32乗－1）
float	IEEE単精度浮動小数点
double	IEEE倍精度浮動小数点
char	グラフィックスのためのISOラテン－1文字とNULL文字のためのASCII
boolean	TRUEまたはFALSE
octet	変換されない8ビット文字
any	任意のIDL型の表現

その他の型

その他に、シーケンス型のsequence、構造体のstruct、共用体のunionがあります。

IDLの記述の仕方

以下はIDLの記述例です。//はコメントで、コメントに何を定義しているかの補足を記述しています。

module HelloApp {  // モジュールの宣言
  interface Hello {           // インターフェースの宣言
    string sayHello();        // オペレーションの宣言
    oneway void shutdown();   // オペレーションの宣言
  };
};