PHPの標準関数

PHPにあらかじめ用意されている標準関数について解説しています。

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目次

この記事の目次です。

1. PHPの標準関数とは
2. 変数・データ関連
3. 文字列関連
4. 定数関連
5. 日付および時刻関連
6. 乱数（ランダム）関連
7. ファイルシステム関連
8. OSコマンドの実行

もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. PHPの標準関数とは

PHPにあらかじめ用意されている関数を標準関数といいます。

2. 数値関連

数値関連の標準関数について見ていきます。

is_int関数

is_int関数を利用して、値が整数かどうか判定できます。

<?php
$a = 123;
var_dump(is_int($a));

$b = 123.45;
var_dump(is_int($b));

$c = '123';
var_dump(is_int($c));
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
bool(true)
bool(false)
bool(false)

intval関数

intval関数で文字列などの値を整数の値に変換することができます。

$str_num = '1';
$num = intval($str_num);

3. 文字列関連

文字列関連の標準関数について見ていきます。

explode関数

explode関数を利用して、指定した文字列を区切りに文字列を分割することができます。

<?php
$text = "a      b       c       d";
$a = explode("\t", $text);
echo $a[0] . "\n";
echo $a[1] . "\n";
echo $a[2] . "\n";
echo $a[3] . "\n";
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
a
b
c
d

strlen関数

strlen関数を利用して、文字列の長さが取得できます。

<?php
echo strlen("Hello world!");
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
12

str_replace関数

str_replace関数を利用して、文字列の中の部分文字列を別の文字列に置き換えることができます。

<?php
echo str_replace("before", "after", "文字列「before」置き換え");
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
文字列「after」置き換え

4. 定数関連

定数関連の標準関数について見ていきます。

define関数

define関数を利用して、定数（変数のように名前を付けた値）が定義できます。 定数は変数と異なり、一度値を設定すると変更できません。 $から始まる識別名ではなく、英数字とアンダーバーで定義した名前になります。

定数定義の例です。

<?php
define("MY_HOME_DIR", "/home/myname/");
echo MY_HOME_DIR;
?>

配列も定数として定義できます。以下は配列定数定義の例です。

<?php
define("MY_SYSTEM_ENV", ["/home/myname/","user","group"]);
echo MY_SYSTEM_ENV[0];
?>

define関数で定義した定数はグローバルになります。読み込んだ別のPHPスクリプトでも定数が利用できます。

5. 日付および時刻関連

日付および時刻関連の標準関数について見ていきます。

date関数

指定したフォーマットの日付文字列を取得することのできる関数です。

年月（YYYYMM　例 202303）の文字列を取得する

年月（YYYYMM　例 202303）の文字列を取得する場合は「Ym」と指定します。

<?php
echo date ("Ym");
?>

6. 乱数（ランダム）関連

乱数関連の標準関数について見ていきます。

乱数とはランダムな値

乱数とは、ランダムな値のことで、サイコロの出目のように規則性がなく予測不能な数値のことをいいます。

mt_rand関数

mt_rand関数を利用して、乱数が取得できます。

<?php
$min = 1;
$max = 5;
echo mt_rand($min, $max) . "\n";
echo mt_rand($min, $max) . "\n";
echo mt_rand($min, $max) . "\n";
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
5
3
2

7. ファイルシステム関連

ファイルシステム関連の標準関数について見ていきます。

file_exists関数

file_exists関数を使用することで、ファイルやディレクトリの存在有無を確認することができます。

<?php
if (!file_exists($path)) {
	:
}
?>

mkdir関数

mkdir関数を使用することで、ディレクトリを作成することができます。

第1引数にディレクトリのパス、第2引数にパーミッションを設定します。

mkdir($dirpath, 0700);

親ディレクトリも作成する場合

親ディレクトリも作成する場合は第3引数にtrueを指定します。

mkdir($dirpath, 0700, true);

filemtime関数

filemtime関数を使用することで、ファイルの更新日時が取得できます。

<?php
$filename = 'file.txt';
if (file_exists($filename)) {
    echo date ("Y/m/d H:i:s", filemtime($filename)) . "\n";
}
?>

このコードを実行すると以下のように表示されます。

php sample.php
2019/10/02 23:59:49

8. OSコマンドの実行

PHPプログラムからOSのコマンドが実行できます。

system関数

system関数を利用して、lsコマンドの結果を表示する例です。

<?php
system("ls -la");
?>

もっと知識を広げるための参考

もっと知識を広げるための参考です。

PHP

プログラミング言語のPHPについてまとめています。 読み方はピーエイチピーです。for文やmysql、ページングの例など、PHPとは？からやさしく説明しています。

詳細

更新履歴

更新履歴になります。

• 2023/3/23 explode関数について追記しました。
• 2023/3/16 日付および時刻関連とintval関数について追記しました。
• 2023/3/15 file_exists関数とmkdir関数について追記しました。
• 2021/11/9 記事をUPしました。

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