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WordPressのカスタマイズ―管理画面の設定、テーマやPHP、CSSのカスタマイズ方法など

WordPress(ワードプレス)をインストールしましたら、管理画面(ダッシュボード)の設定やテーマやプラグイン、PHP、CSSの実装、.htaccessの設定、セキュリティ対策の方法などさまざまなカスタマイズができます。WordPressのカスタマイズをテーマにWordPressのカスタマイズ方法について解説していきます。

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目次

この記事の目次です。

1. WordPressのカスタマイズ方法
2. WordPressのダッシュボード
3. WordPressのルートディレクトリ設定
4. WordPressのセキュリティ対策
5. WordPressのテーマ
6. WordPressのカスタムフィールド
7. WordPressのプラグイン
8. WordPressのテンプレートタグとカスタマイズ

もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. WordPressのカスタマイズ方法

この記事では、WordPressのカスタマイズ方法について解説していきます。

WordPressのカスタマイズ方法には、ダッシュボードから編集や設定を行う方法とダッシュボードと併せて設定ファイルやテーマ/プラグインを編集する方法があります。

ここでは、WordPressの主な機能など基本構造について触れ、次節以降でダッシュボードの解説からテーマやプラグイン、セキュリティ対策などWordPressの各種カスタマイズのヒントについて触れていきます。

WordPressの主な機能

WordPressをカスタマイズするにあたり、まずはWordPresにはどのような機能があるか抑えておく必要がると思います。 ここではWordPressの主な機能を簡単に見ていきます。

WordPressのファイル構成

WordPressのファイル構成は以下です。

ファイル・ディレクトリ説明
/index.php通常アクセスの開始部分
/.htaccessパーマネントリンク設定時に使用
/wp-config.php設定ファイル
/wp-login.phpログイン画面
/wp-admin/管理画面用のファイル群
/wp-content/サイトのデータ格納場所
/wp-content/languages/言語ファイル
/wp-content/themes/テーマ格納場所
/wp-content/plugins/プラグイン格納場所
/wp-content/uploads/アップロードしたファイル格納場所
/wp-includes/WordPressのコアファイル

WordPressのカスタマイズはダッシュボードやファイル編集で行う

WordPressのカスタマイズ方法には、ダッシュボードから編集や設定を行う方法とダッシュボードと併せて設定ファイルやテーマ/プラグインを編集する方法があります。

次節以降でダッシュボードの解説からテーマやプラグイン、セキュリティ対策などWordPressの各種カスタマイズのヒントについて触れていきます。

2. WordPressのダッシュボード

WordPressのダッシュボードについて解説していきます。

WordPressのダッシュボードとは

WordPressのダッシュボードは、ブログの管理エリアにログインすると最初に表示される画面で、Webサイトの概要が表示されます。 ブログで何が起こっているかの概要を提供するガジェットのコレクションです。

クイックドラフトの作成、最新コメントへの返信など、クイックリンクを使用してニーズをカスタマイズできます。

WordPressのダッシュボードの概要

WordPressのダッシュボードは、次のイメージのように構成されています。

WordPressのダッシュボード概要

カテゴリーのそれぞれについて以下で簡単に説明していきます。

(1) ダッシュボードのメニュー

WordPressダッシュボードの左側には、投稿、メディアライブラリ、ページ、コメント、外観オプション、プラグイン、ユーザー、ツール、設定などのメニューオプションを含むナビゲーションメニューがあります。

(2) 表示オプション

ダッシュボードには、いくつかの画面で表示/非表示にできるさまざまな種類のウィジェットがあります。 表示オプションでは、画面オプションの表示/非表示を切り替えるチェックボックスがあり、管理画面のセクションをカスタマイズすることもできます。

(3) WordPress へようこそ!

「WordPress へようこそ!」のところでは、WordPressテーマをカスタマイズするための「サイトのカスタマイズ」ボタンがあります。 中央の列には、ブログ投稿の作成、ページの作成、Webサイトのフロントエンドの表示などの便利なリンクがあります。 最後の列には、ウィジェット、メニュー、コメントに関連する設定へのリンクがあります。

(4) 概要

概要では、ブログの投稿、公開された投稿とページの数、およびコメントの数の概要、 現在実行中のWordPressのバージョンと、サイトで現在実行中のテーマが表示されます。 リンクをクリックすると、それぞれの画面が表示されます。

(5) クイックドラフト

クイックドラフトは、ミニ投稿エディターで、下書きのタイトルと内容が下書きとして保存できます。

(6) アクティビティ

アクティビティには、ブログの最新コメントや最近の投稿、最近公開された投稿が表示されます。 コメントの承認や否認、返信、編集、削除できます。その他、コメントをスパムに移動することもできます。

(7) WordPressイベントとニュース

WordPressイベントとニュースには、最新のソフトウェア・バージョン、アップデート、アラート、ソフトウェアに関するニュースなど、WordPressの公式ブログからの最新ニュースが表示されます。

WordPressのダッシュボードで行える設定

WordPressのダッシュボードで行える設定について見ていきます。

WordPressの一般設定

WordPressの一般設定はサイトの基本的な構成設定が行えます。

表示方法

WordPressの一般設定は、ダッシュボードメニューの設定の中の一般を選択すると表示できます。

WordPressの一般設定の表示方法
設定できる項目

WordPressの一般設定で設定できる項目について見ていきます。

WordPressの一般設定で設定できる項目
サイトのタイトル

テンプレートヘッダーに表示されるサイト名です。

キャッチフレーズ

サイトについての短文説明です。

WordPress アドレス (URL)

WordPressのディレクトリのあるURLです。

サイトアドレス (URL)

サイトアドレス (URL)です。 サイトのホームページとして WordPress のインストールディレクトリとは異なる場所を設定する場合は、ここにアドレスを入力します。

管理者メールアドレス

管理者メールアドレスです。 このアドレスは管理のために使用されます。 このメールアドレスを変更すると、確認のため新しいアドレス宛にメールを送信します。 新しいアドレスは確認が済むまで有効化されません。

メンバーシップ

だれでもユーザー登録ができるようにする場合の設定です。

新規ユーザーのデフォルト権限グループ

新規ユーザーのデフォルト権限グループの設定です。

サイトの言語

サイトの言語の設定です。

タイムゾーン

タイムゾーンの設定です。 同じタイムゾーンの都市または UTC (協定世界時) のタイムオフセットを選択します。

協定世界時は2019-11-23 09:50:49です。 現地時間は 2019-11-23 18:50:49 です。

現在のこのタイムゾーンは標準時です。 このタイムゾーンでは夏時間の慣行はありません。

日付のフォーマット

日付のフォーマットの設定です。

時刻フォーマット

時刻フォーマットの設定です。

週の始まり

週の始まりの設定です。

3. WordPressのルートディレクトリ設定

WordPressのルートディレクトリ設定について補足いたします。

WordPressのルートディレクトリとは?

WordPressのルートディレクトリとは、WordPressのホームディレクトリのことです。

ドメインルートディレクトリとルートディレクトリを合わせるのがよいか?

ドメインルートディレクトリの下層にwordpressやblog等のディレクトリにおいて、WordPressのルートディレクトリをドメインルートにしなくても URL上はドメインルートから始まるURLに設定できます。

下層にルートディレクトリにおいてURLのドメインルートで始まるようにする方法

たとえば、ドメインルートディレクトリに「wordpress」というディレクトリ名でWordPressのルートディレクトリを配置した場合の下層にルートディレクトリにおいてURLのドメインルートで始まるようにする方法を解説します。

ドメインルートディレクトリにWordPressを読み込むindex.phpを配置

ドメインルートディレクトリにWordPressを読み込むindex.phpを配置します。

配置構成

以下の構成です。

<ドメインルートディレクトリ>
wordpress
index.php
ドメインルートディレクトリに置くindex.phpのコード

ドメインルートディレクトリに置くindex.phpのコードは以下です。

define( 'WP_USE_THEMES', true );
require( dirname( __FILE__ ) . '/wordpress/wp-blog-header.php' );
WordPressの管理画面で表示URLの変更

index.phpを配置したら、WordPressの管理画面で表示URLを変更します。

WordPressの管理画面で表示URL設定の例

例では、ドメインではなく「192.168.56.102」というIPアドレスを使用しています。この部分をドメイン名と置き換えてください。 httpではなく、httpsの場合はその部分も置き換えます。

WordPressのアドレス(URL)はそのまま「http://192.168.56.102/wordpress」になります。

サイトアドレス(URL)を「http://192.168.56.102」にすることでURLの表示が変わります。

上記のように設定するだけで、以下のように「http://192.168.56.102」でWordPressコンテンツが表示されるようになります。

下層にルートディレクトリにおいてURLのドメインルートで表示したWordPressの例

WordPressと.htaccess

WordPressで使用する.htaccessについてまとめていきます。

.htaccessはWordPressのどこにあるか

WordPressのインストール媒体を解凍するとその中には「.htaccess」は含まれていません。 .htaccessがWordPressのどこにあるのか、また、どこに設置すればよいのかなど、まとめていきます。

URの設定がパーマリンクの形式の時に自動生成される

「?p=N」のようなデフォルトの形式でなく、「/pagename」のようなパーマリンク形式の設定を行うと、WordPressは.htaccessファイルを生成もしくは既存の.htaccessに記述を追加します。

自動生成される場所

自動生成される場所はWordPressインストールディレクトリの直下になります。

「.htaccess」編集時の注意点

WordPressは「.htaccess」を自動更新します。自動更新される場所にリダイレクトの記述など追記してしまうと、いつの間にか消えてしまう恐れがあるので注意が必要です。

WordPressが出力する記述

WordPressが出力する記述は以下になります。

# BEGIN WordPress
<IfModule mod_rewrite.c>
RewriteEngine On
RewriteBase /
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-f
RewriteCond %{REQUEST_FILENAME} !-d
RewriteRule . /index.php [L]
</IfModule>

# END WordPress
# BEGIN WordPress ~ # END WordPressは自動更新エリア

BEGIN WordPress ~ # END WordPressは自動更新エリアになります。 自動更新エリアにリダイレクトなどの設定を追記しても自動更新のタイミングでクリアされてしまうので注意しましょう。

WordPressの.htaccessの自動更新タイミング

「ダッシュボード>設定>パーマネントリンク設定」の画面を表示したタイミングで自動更新が行われます。 もしどうしても# BEGIN WordPress ~ # END WordPressの自動更新エリアの中の記述を編集しなければならない場合は、.htaccessのアクセス権を444に設定して書込みできないようにすると自動更新されなくなります。

参考

4. WordPressのセキュリティ対策

WPScan(WordPressの脆弱性診断ツール)の使い方や各種セキュリティの設定方法など、WordPress(ワードプレス)のセキュリティ対策についてまとめています。

詳細

5. WordPressのテーマ

WordPress(ワードプレス)のテーマはwp-content/themesのディレクトリ(フォルダ)のパスの下に置かれ、インストール直後はデフォルトのテーマが有効なります。 簡単なテーマの自作方法やデフォルトのテーマから自作したテーマに切り替える方法などの情報をまとめています。

詳細

6. WordPressのカスタムフィールド

カスタムフィールドの値の表示方法について見ていきます。

カスタムフィールドとは

カスタムフィールドとは、投稿データに追加で設定できる属性です。例えば商品の投稿に価格などの属性をつけて検索などに利用できるようにするためのものです。

カスタムフィールドの設定例

たとえば、「custom_field_product_price」というカスタムフィールドを投稿編集ページで設定してみます。

カスタムフィールドの設定例1-商品A カスタムフィールドの設定例2-商品B

カスタムフィールドの表示方法

カスタムフィールドの値の取得は$post->custom_field_product_priceというように投稿編集ページで設定したキーワードで取得できます。

カスタムフィールドを取得して表示する例

以下は、home.phpを編集してカスタムフィールドを表示してみた結果です。

<?php
while ( have_posts() ) :
	the_post();
	the_title('<h2>','</h2>');
	the_content('<p>','</p>');
	echo '<p>';
	echo (int)$post->custom_field_product_price . '円';
	echo '</p>';
endwhile;
?>
カスタムフィールドを取得して表示する例

7. WordPressのプラグイン

WordPressのプラグインの使い方について例を挙げて解説していきます。

My Calendar

My Calendarは、イベントの表示方法を多彩にカスタマイズできるWordPressのプラグインです。

詳細

Postie

Postieはメールを送信からWordPressに記事を投稿するためのプラグインです。 簡単に使い方について解説していきます。

詳細

8. WordPressのテンプレートタグとカスタマイズ

WordPressのテンプレートタグとそのカスタマイズについて触れていきます。

WordPressのテンプレートタグとは

WordPressのテンプレートタグは、WordPressが用意したPHPの関数です。 たとえば、the_post、the_title、the contentなどです。

WordPressのテンプレートタグのカスタマイズ

WordPressのテンプレートタグは、フィルターフックを使用して、カスタマイズすることができます。

WordPressのthe_contentをカスタマイズする例

以下は、add_filterを使用して、WordPressのthe_contentをカスタマイズする例です。

function replace_XXX_to_YYY($content) {

    return str_replace('XXX', 'YYY', $content);;

}
add_filter('the_content', 'replace_XXX_to_YYY');

知識を深めるための参考

知識を深めるための参考です。

WordPress(ワードプレス)

WordPress(ワードプレス)の手動インストール手順やルートディレクトリと表示URLの設定や関連知識についてまとめています。

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