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Javaの基本データ型―データ型の説明、プリミティブ型の一覧と各型の解説

Javaの基本データ型についてまとめています。データ型の説明、プリミティブ型の一覧と各プリミティブ型の解説をまとめています。

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目次

この記事の目次です。

1. Javaのデータ型とは
2. Javaのデータ型の種類
3. Javaの基本データ型(プリミティブ型)の一覧

もっと知識を広げるための参考
更新履歴

1. Javaのデータ型とは

プログラムで扱うすべてのデータには、データの種類を表すデータ型が存在します。 そして、データの用途に応じて適切なデータ型を選択する必要があります。

2. Javaのデータ型の種類

Javaプログラミングで使用するデータ型には、基本データ型(プリミティブ型)と参照データ型があります。

プリミティブ型とは

Javaは、CやC++など他のプログラミング言語と同様、組み込みの基本データ型をサポートしています。 このデータ型は、プリミティブデータ型とも呼ばれています。

参照データ型とは

Javaの参照データ型には、Javaの基本単位であるクラスやインターフェース、配列や列挙などがあります。

3. Javaの基本データ型(プリミティブ型)の一覧

本コンテンツのテーマである基本データ型(プリミティブ型)について見ていきます。

Javaのプリミティブ型の一覧

Javaには以下の8種類の基本データ型があります。

任意の変数が保持できるのは宣言したデータ型の範囲内の値となります。 booleanとchar以外のすべてのプリミティブ型には符号が付きます。

データ型 用途 サイズ 範囲 符号
boolean 論理 1ビット true(真)またはfalse(偽) なし
byte 整数 8ビット -27~27-1(-128~127) あり
char 文字 16ビット 0~216-1(0~65535) なし
short 整数 16ビット -215~215-1(-32768~32767) あり
int 整数 32ビット -231~231-1(-2147483648~2147483647) あり
float 浮動小数 32ビット -231~231-1(-2147483648~2147483647) あり
long 整数 64ビット -263~263-1(-9223372036854775808~9223372036854775807) あり
double 浮動小数 64ビット -263~263-1(-9223372036854775808~9223372036854775807) あり

boolean型

Javaのboolean型は、真と偽の2種類だけの値を保存するデータ型です。 Javaではbooleanというキーワードを使用します。

真の値はtrue、偽の値はfalseという値で扱われます。

char型

Javaのchar型は、1つの文字、1文字の値を保存するデータ型です。 Javaではcharというキーワードを使用します。

Java内部では保存された値をUnicode(ユニコード)として保持します。 内部的には、文字ではなく、Unicodeの16進数の数が値として保存されます。 「\u」という接頭辞をつけて、直接16進数の値を直接指定することもできます。

byte型

Javaのbyte型は、最大127、最初-128のデータを保存するデータ型です。 Javaではbyteというキーワードを使用します。

値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

short型

Javaのshort型は、最大32,767、最初-32,768のデータを保存するデータ型です。 Javaではshortというキーワードを使用します。

値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

int型

Javaのint型は、最大2,147,483,647、最初-2,147,483,648のデータを保存するデータ型です。 Javaではintというキーワードを使用します。

Javaでは、指定が無い場合、整数の値はこのint型になります。 これも値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

long型

Javaのlong型は、最大9,223,372,036,854,775,807、最初-9,223,372,036,854,775,808のデータを保存するデータ型です。 Javaではlongというキーワードを使用します。

Javaでは、指定が無い整数の値はintになりますので、longを使うときは、「2147483648L」のように最後に「L」をつけます。 これも値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

float型

Javaのfloat型は、±3.40282347E+38 ~ ±1.40239846E-45のデータを保存するデータ型です。 Javaではfloatというキーワードを使用します。

後述のdoubleと区別して、floatを使うときは、「2147483648L」のように最後に「F」をつけます。 これも値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

double型

Javaのdouble型は、±1.79769313486231570E+308 ~ ±4.94065645841246544E-324のデータを保存するデータ型です。 Javaではdoubleというキーワードを使用します。

Javaでは、指定が無い小数の値はdouble型になります。 これも値の範囲を超えた値を保存しようとするとコンパイルエラーになります。

もっと知識を広げるための参考

もっと知識を広げるための参考です。

Javaの参照型の変数

Javaの参照型の変数についてまとめています。クラスオブジェクトの作成、new演算子でクラスをインスタンス化する、といった内容を解説しています。

詳細

Java言語

Javaとは?から言語の枠を超えるところまで、Java言語についてまとめています。

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