システムコールとライブラリ関数の違い―C言語のライブラリの理解を深める

C言語のイントロダクションです。C言語のライブラリ難しいですね。理解を深めるうえで、システムコールとライブラリ関数の違いは把握しておきたいです。

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違いがよくわからないけど、違う！

システムコールはアプリが、OSの提供する機能を利用するための関数です。 ライブラリ関数は内部でシステムコールを使って実装されていることもありますし、ライブラリ関数だけで完結していることもあります。

このように書かれると違いがよくわかりません。でも違います！カーネルが提供したものかどうかが違います。

説明

システムコールは、カーネル（OS）が提供するカーネルとやり取りする関数、ライブラリ関数は、C言語でアプリを実装する際によく使うものをライブラリとしてまとめた関数です。

補足

• コンピュータはOS越しに操作する

  コンピュータは、「ハード⇔OS⇔アプリ⇔ユーザ」のように操作のやり取りを行います。 直接ユーザやアプリからハードを操作することはなく、OS越しにハードを操作します。

• OS

  コンピュータを構成するハードの機能を抽象化したIFをユーザorアプリに提供するソフト（プログラム）です。

• カーネル

  OSの中核部分です。メモリ、CPU、入出力を中心としたハードを抽象化し、ハードとアプリがやり取りできるようにするプログラムです。 アプリのための機能として、プロセス抽象化機能、プロセス間通信機能、システムコールなどを提供しています。

以上です。

その他のイントロダクションの内容

本イントロダクションは、C言語はどういうものか、つまみ食いしてみるコンテンツです。 WindowsやLinux環境だったり、bccやgcc、VCなど複数のコンパイラーを使用しており、サンプルを動かすのは難しいので眺める用です。 習熟度を表現するため、レベルを付けています。

• レベル１：はしめてのプログラム⇒Hello World !!と出力させるプログラム作成
• レベル２：入門の次はポインター⇒ポインタまずはここから！ポインタ変数の初期化
• レベル３：基本文法の次はライブラリ⇒中身はC言語の一般ユーティリティ（stdlib.h）
• レベル４：ライブラリの理解を深める⇒システムコールとライブラリ関数の違い
• レベル５：実用レベルの基礎はダイナミックリンクライブラリ⇒DLLの作成

（太字が現在位置です。）

もっと知識を深めるための参考

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